荒上柊真のサブカル雑記

2021年に方向転換したブログが、ついに独立。一見さんも大歓迎。サブカルチャー、とくにライトノベルについて語っていく趣味のブログ。

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 5巻

カテゴリー ライトノベルMF文庫J
作 衣笠彰梧
絵 トモセシュンサク

 というわけで、先々月末に出たラノベです。最新巻を読んで勢い半分で書いた記事となっておりますので、文章のミスがあるかもしれませんが、ご容赦ください。
 4、5巻までの感想と考察は別の記事でやってますので、興味を持ってくれた方がいれば、そちらも読んでもらえると嬉しいです。

 では、始めていきましょう。

 2年生だけの特別試験、マジでえげつない。
 あらすじでタイトルがわかった時点で、最終問題の方向性は予測が出来ましたね。クラス内投票が代理かと思ったという伏線もありましたし。
 ただ、この結末は予想外でした。
 櫛田を退学にーーの流れまでは予想通りでした。ついにこの時が来たかとむしろ楽しく読んでいましたが、堀北の決意を読んで、あれっと。いやまあ、彼女は前々からそうしたいと言ってきたので、おかしなことではないんですが。
 そして、その意図を汲んだ綾小路。
 時々、不思議な感情が芽生えてるような描写があるけど、恋じゃないよね? 堀北が育って嬉しいっていう好奇心だよね? 親に似て、誰かを教え育てることに快感を覚えてるんだよね?
 と、個人的に彼の変化には興味が尽きないところではありますね。
 これ、最終的にこの学校の教師目指すとか言わない?
 特別試験とは関係ないところでは、それを強く感じた巻でしたね。

 あ、前半パートのゆるいところも面白かったです。むしろ、後半のシリアスが引き立つので全然ありかと。ただ、結末がこうなるなら前半にも『彼女』の見せ場があったら良かったなぁ、と。
 いや、無い方が最後で際立つのか、とも。
 素人には判断が難しいですね。

 後は神崎が動きを見せ始めた一之瀬クラスと葛城を入れて変わりつつある龍園クラス、そして相変わらずな坂柳クラスと言った感じで、面白みはありつつも大きな変化はなく過ぎていった感じですね。

 と言ったところで、次は考察の答え合わせやっていきます。

 ハイリスク・ハイリターンという予想は少し違ってましたね。ただ、クラスポイントを得るためには退学者をというのは当たってました。高確率でーーとか書いてたら外れですかね。

 次の特別試験はクラス内要素が強めなので、綾小路と軽井沢の関係、綾小路と櫛田と堀北の因縁、自由を手に入れた高円寺、辺りがメインになってくるのかと思います。
 出番減り気味の平田にも活躍の機会はあるのかな。

 ↑ここ、当たりました。
 綾小路と軽井沢の関係は前半で割と軽くでしたけど、因縁はまさに、でしたね。高円寺に対する扱いもしっかりと言葉にして示しましたし、平田にも出番がありました。
 綾小路の手足にされてる感は強いですが。

 総評。
 結果としては三つ巴から抜け出す特別試験となりましたが、クラスとしては1人が退学になった以上に損失の大きかった100ポイントでしたね。

 ようこそ実力至上主義の教室へが好きだ。という方がいましたら、コメント頂けるとありがたいです。もちろん、他の作品に関するコメントも絶賛受付中です。むしろ、知らない本を教えて頂けると喜びます。

 と、今回はこの辺で。次回は考察回となります。

 累計巻数 302巻