荒上柊真のサブカル雑記

2021年に方向転換したブログが、ついに独立。一見さんも大歓迎。サブカルチャー、とくにライトノベルについて語っていく趣味のブログ。

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 7巻 考察回

 と、いうわけで、ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編の7巻の考察回です。今回も長くなります。

 まずは軽く答え合わせについて。

 綾小路と龍園の誕生日。
 遂に、本編で触れましたね。合同開催はないと思いますけど。触れたからには、なにか意味があって欲しいものです。
 →失敗。来年こそを期待しましょう。

 闇堕ちした長谷部波瑠加と三宅明人。これは文化祭前に何かを起こして、解決後にメイド喫茶ですかね。そんな簡単に行くとは思えませんが、波瑠加がまだ「きよぽん」呼びしていることや、佐倉が退学前にポイントを使っていたことが解決に一役買ってくれることを祈っています。
 個人的には、ポイントでメイド喫茶のメイド服を用意したのかなと思っています。
 →自主退学という手段は思いつかなかった……。解決後にメイド服は着るだろうと思っていたけど、当日まで引っ張るのは予想外。あと、ここで雫がいきてくるとは。櫛田の活躍も含め、予想を越える和解でした。

 佐藤に接触した一年生とその後の行動。
 謎の一年生に接触され、軽井沢を退学にという選択肢を示された佐藤。この一年生は、シンプルに考えれば八神かと思いますが、正体が伏せられているのが怪しいですね。
 天沢が動いてる可能性もないとは言いきれない状況です。波瑠加の後にはなると思いますが、こちらの動向にも注意が必要です。
 →全く八神関係ありませんでしたね。むしろ、1年生の対八神だったとは。1年生側から排除する動きがあるのは予想外でした。
 謎の人物。強キャラ感がハンパないですね。
 そんな彼の正体ですが、ほぼ石上京で確定ではないでしょうか。1年生であることが確定しましたし、Aクラスのムードメーカー高橋、新生徒会メンバー阿賀ではないでしょうから、ほぼ確定かなと。
 神崎の後輩で、ホワイトルームを知る存在(坂柳に近い立場)で、綾小路父との面識がある。1年生編の時に一緒に来校し、進学を決めたのかなと。

 まさかの龍園との共闘、そしてーー
 体育祭で龍園と組むのは意外でしたね。去年のがありますし、龍園クラスとは不倶戴天なイメージだったので。さらに綾小路が出した新たな提案が気になるところ。
 個人的には文化祭におけるメイド喫茶の合同開催だと思っています。Aクラス包囲網と言っていたことから、場合によっては一之瀬クラスも巻き込むのかも。
 メタ的には、合同にすれば、伊吹とか、椎名とか、一之瀬とかにとメイド服着せられるし。
 →裏切りに見せかけて暴露し、他のクラスとの被りを回避。対決ムードを盛り上げて、上位狙い。は、読めませんでしたね。
 葛城が出張って来なかったから、裏切りがブラフかなとは少し思いましたが、その意図までは読めなかった。
 そして、和装(龍園の趣味?)は、予想外。でも、よかった。

 一之瀬クラス復活の兆し
 綾小路が働きかけたことで、神崎と姫野を中心として変わり始めた一之瀬クラス。今はまだ僅かに変わり始めただけですが、神崎は手応えを感じている模様。ただ仲間は増えても一之瀬を変えられるかはまだ微妙なところ。最後の決め手はやっぱり綾小路が直接来るのかな。
 個人的には、クラス対抗の期末試験で一之瀬クラスの変化を感じた綾小路が移籍する展開とかだと面白いと思います。
 ただ、これまでの傾向からするとそれっぽい伏線が張られていても、回収する前に綾小路が語った場合(特に巻の最後の方)は実際には違う解決を展開が多い気がするので、移籍せずに神崎達が変えていく可能性もあるのかな。

 VS南雲について
 まさかの綾小路から仕掛けましたね。
 対決プランはいくつかあるそうなので絞りきれませんが、可能性が高そうなのは修学旅行ですかね。動かなくても仕掛けてきただろうと言ってますし、期末試験のペナルティの可能性もあるのでしょうか。
 ただ、どちらも2年生主体なので、3年生の対決という意味では微妙なところ。
 あとは、一之瀬VS堀北の新生徒会長を巡る選挙人対決とかですかね。1年生の時の副会長から生徒会長になった南雲と違って、2人に明確な優劣はないですし、それぞれが肩入れしている(ようにみえる)人がサポートにつくのなら面白いと思います。
 去年はやらなかったという意味でも、生徒会長選挙的なものはやって欲しいですね。

 最後に、八神を連れ去った男達の連絡をもらった発言について。
 これ、一見すると校門で待っているという綾小路父から連絡を受けて生徒会室に来たようにみえる文章ですが、よく考えると違いますよね。
 校門で待っている彼らが生徒会室で起きている出来事に気づけるとは思えません。
 では、誰なのか。
 1番ありえなさそうなのは、八神。生徒会室でのゴタゴタの中心ですし、なんで、と驚いていたことから。
 可能性が僅かにあるのは、天沢。彼女が伝えたのだとしたら、飛び出してきたタイミングと駆けつけたタイミングが近いことに納得がいきます。
 そして、個人的な本命予想が、綾小路清隆です。
 物語中盤でもらったメモに、ご丁寧に電話番号の記載がありました。メモ自体は食べてしまいましたが、電話番号だと認識したということおそらく記憶しているでしょう。
 そして、生徒会室での件を裏で手引きしたのも綾小路。
 天沢を向かわせたように、電話で迎えを読んだ可能性は高いと思っています。事態を収拾するには適任でしょうからね。
 だからこその、「予定とは少し違った」、発言なのかと。
 現場に向かわず、中心となる人物とは言葉すらかわさず、追い詰めて自白する場を作り出し、事態の後始末まで手配する。
 これが当たってるとしたら、主人公ヤバすぎますね。(褒め言葉)
 八神の退学は自業自得なので、そこまで狙っていたのかは不明です。綾小路自身の言葉を借りるなら、いつでも潰せるから興味がなかった、のでしょうから。
 これ、綾小路さんホワイトルームでも手加減、というか本気を出していなかった説ありそうで、ヤバさが跳ね上がりますね。

 とあまり考察出来てませんが、今回はこの辺で。

 ようこそ実力至上主義の教室へが好きだ。という方がいましたら、コメント頂けるとありがたいです。もちろん、他の作品に関するコメントも絶賛受付中です。むしろ、知らない本を教えて頂けると喜びます。