荒上柊真のサブカル雑記

2021年に方向転換したブログが、ついに独立。一見さんも大歓迎。サブカルチャー、とくにライトノベルについて語っていく趣味のブログ。

王様のプロポーズ 極彩の魔女 感想回

 と、いうわけで、王様のプロポーズ 極彩の魔女の感想回です。ネタバレありなので、それは困るという人はすぐに戻ってください。

 

 

 大丈夫ですね?


 では、始めていきましょう。


 作者様の作品はお気に入りなので期待して読みましたが、期待を超える作品でした。展開も予想しながら読んでいましたが、予想を超える展開ばかりで驚きっぱなしです。


 まずは、黒幕について。
 これは全く予想がつきませんでした。しっかりと伏線は張られていたのに、過去作ネタみたいだなぁと思うばかりで気づけなかった自分が悔しい。
 その黒幕との戦いも面白かったです。主人公が力に目覚めていく感じとか、最強の敵を打倒する過程とか。

 黒衣の正体について。
 これは半分当たって、半分は当たらなかった感じですね。まず、登場した瞬間になにか秘密があるなとは思いました。そして、読んでいるうちに生前はいない存在だったとまでは予想出来ました。
 ただ、その正体までは予想出来ませんでした。
 敵だとまでは思ってませんでしたが、隠し事はしている感じでしたし、学園自体から派遣されている的な? 管理部とかいう謎存在もありましたし。

 アンヴィエットは初登場からなんとなく扱いがわかってしまった。悪そうだけどいい人だけど、今後は強敵相手のかませ犬になってしまいそうなのが少し不安。

 同じ騎士でいうと瑠璃は覚醒イベントが待ってそう。妹だし。橘先生の作品に登場する妹に秘密がないわけない!

 エルルカは出番が少なかったので、正体とかはまだ少しわからない感じ。ただ、無色の秘密に気づきそうな伏線はあったので、次巻以降でバレるのは時間の問題か。

 あとはたまちゃん先生(デアラ)に似てる巴先生。教師ですし弱くはないのでしょうけど、日常担当のような安心感がありますね。
 あと名前が出てきたのは瑠璃の友達の緋純だけですかね。今回は思考が暴走気味な瑠璃の理性担当みたいな感じでしたが、今後活躍があるのでしょうか。

 2巻を楽しみに待ちたいと思います。表紙の1が謎のセンターラインにならない為にも。


 以下考察。感想もそうですが、読み終わった勢い半分で書いてる部分があるので、不備や間違いがあるかもしれませんが、素人考察故に寛大に読んで頂けたらと思います。

 2巻の内容。
 ラスボスの言っていた犠牲を必要とする世界の救済……と言いたいところですが、現状のままだとそんな厄災には対応出来なさそうなので、無色本来の力磨く巻でしょうか。
 正体がバレそうになるとか。新たな滅亡因子によって危機が訪れるとか。作中であった滅亡因子の大量発生は、自然発生なのかと疑問符は打たれてましたが、今回の黒幕の仕業とも断定はされてないんですよね。むしろ、黒幕の正体を踏まえると、それとは別の何かがあると考える方が自然だと。

 そういえば、今回の事件の結末については誰がどこまで把握してるのだろう。瑠璃は黒幕が彩禍(未来から来たとは知らない)だと気づいた節があるし、ことが事だけに素直に伝える訳にもいかないような。
 そこは筆者には予想がつきませんでした。

 ともかく、もう少し掘り下げ・成長が進んでから、本命の滅亡因子と戦うことになると思うので、それはもう少し後の巻だと個人的には予想しています。少し先の未来と言っていたので、遠くはない未来なのでしょうけど。

 正体、彩禍(=無色)・黒衣(=彩禍)がバレるのかバレないのか。
 個人的には、次でエルルカあたりに無色の正体がバレると予想。その流れから、黒衣も正体を明かして協力者になるのかと。
 瑠璃にも疑われそうだけど、キャラ的には気づかずに愛を本人(中身的な意味で)にぶつけていて欲しい。だから、気づくのはもう少し後で。
 アンヴィエット等、他の生徒とかが気づくのはその後か。戦いの中で存在置換が起こって、全員にバレるみたいな展開が……

 その他。あったらいいなという要素。
 滅亡因子だと作中にで出てきた中で、知恵の実は食べた人がいそう。そう例えばエルルカあたり。
 黒幕戦で無色が言っていた他人の姿を模倣したコピーについて、肯定気味の回答をしたことから、今後そのような魔術を使う魔術師が現れるのか。
 最初、死にかけの彩禍が無色を知っていたような発言から、無色も過去に行く展開があるのか。あるいは、本人も忘れている過去の何かがあるのか。
 一般人サイドに滅亡因子を認識出来る人が現れて、助けて、仲間(後輩ポジション)になるとか。
 最終決戦は、直前に彩禍が復活して、プロポーズしてからの共闘。ーーからの致命傷を負って再び合体。これからもよろしくENDとか。

 以上。脈絡なく書き殴った感じになってしまいましたが、少しでも共感してくださる方がいたら嬉しく思います。

 かなり長くなりましたが、今回はこの辺で。次回は橘先生と同じく作者買いをしている漫画作品です。