王様のプロポーズ 瑠璃の騎士
作 橘公司様
絵 つなこ様
というわけで、王様のプロポーズの3巻目です。今回は大胆な構図で刻まれた3が特徴の瑠璃の騎士です。瑠璃色をした騎士と瑠璃を守る騎士のダブルミーニング。さすがです。
あらすじ。
『この度良縁に恵まれ、結婚することになりました』
身に覚えのない自身の結婚の知らせを受け、不夜城本家に直談判へ向かったはずの瑠璃から届いた衝撃的な報告。
「彩禍さんに一言もないなんてあり得ません」
「そこですか」
瑠璃の真意を確かめたい玖珂無色だが、不夜城家当主が学園長を務める〈虚の方舟〉は魔術師養成機関唯一の、男子禁制の女子校で――。
特別講師の久遠崎彩禍として潜入することに!?
「どうか俺と瑠璃を結婚させてください!」
「わたしと瑠璃は相思相愛さ。そうだろう?」
婚約を破棄させるため兄は妹に、魔女は騎士にプロポーズ!
今回のメインは新キャラーーではなく、表紙にもある通り、不夜城瑠璃です。そして、不夜城の家が絡んでくるということで、玖珂無色の過去についても少し明かされる巻となりました。
もちろん、新キャラも登場しますし、活躍します。
メインは不夜城家当主の不夜城青緒。世界でも五本の指に入る実力者であり、五大魔術師養成機関のひとつ、〈虚の方舟〉の学園長です。
他ふたつの学園の学園長も出てきましたが、短い登場だけでもインパクトに残るキャラでしたね。詳しい予想は別記事でするとして、ざっくりとしたイメージは紅蓮堂永宗が、男子校で徹底的な実践たたき上げ。志黄守吠人が、近代的なデータ主義。ですかね。
あと、紫苑寺学長の玄孫が出てきました。無色達と世代近そうですし、今後活躍の予感です。
また、騎士団の新メンバーも登場しました。AIシルベルの生みの親のシルベルさんです。立場的には1巻の会議にいたんでしょうね。キャラ的に喋らなかったことも違和感ないですね。
瑠璃以外の既存キャラも出番は少なめですが、しっかりと登場します。名前だけ登場の人もいますが、今後が気になる展開でしたね。
王様のプロポーズ、又は橘公司先生の作品が好きだ。という方がいましたら、コメント頂けるとありがたいです。もちろん、他の作品に関するコメントも絶賛受付中です。むしろ、知らない本を教えて頂けると喜びます。
と、今回はこの辺で。次回は考察・感想回となります。
累計巻数 341巻